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人間だけじゃない 犬にも及ぶ冬の危険 ヒートショックに寒暖差アレルギー

今年の冬はおかしいです。サスケと主が住む静岡県では12月も半ばだというのに最高気温が20℃に迫る日があるのです。朝晩少しヒンヤリだなと思っても昼間が暑い(;´Д`)

かと思えば昼の最高気温が10℃を下回る日があったり・・・寒暖差が激しくて体がついていかずに体調を崩している方も多いのではないでしょうか。

かくいう主も「寒暖差アレルギー」というやつで鼻がズビズビ・・・たまりません(;´Д`)

冬らしく寒い日でも 散歩のために暖かい家から寒い外へ出るとき、暖かいリビングから廊下へ出るときなど、「ヒートショック」に気を付けなければならないのですが、実はこれらの事、人間だけではなく 犬たちも気を付けなければならない事をご存じでしょうか。

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今年の冬の特徴

気象庁の長期予報によると、今年の12月からの3か月間は全国的に気温が平年より高く、降雪量も少なくなる見込みだそうです。いわゆる【暖冬】というやつですね。

夏から続く高気温、それは【エルニーニョ現象】が起こっている事が原因とさます。

【エルニーニョ現象】とは・・・赤道付近の東部太平洋地域の海水温が、半年から1年間ほど例年より高くなる(+0.5℃)現象のことです。通常この海域では、貿易風によって海面付近の暖かい海水が西に流され、海底から冷たい海水が湧き上がってきます。しかし何らかの要因で貿易風が弱まると、暖かい海水が西に流されないため、冷たい海水が湧き上がることができません。そのため、海面の水温が高い状態が続いてしまうのです。

しかし、今年は海水温が+2℃近く上昇する【スーパーエルニーニョ】となり、気温が高いだけではなく、各地で異常気象を発生させる原因ともなるのです。

気温差による注意点

犬は本来寒さに強い生き物ですが、気温差が 7度になると体調に不調をきたすと言われているので気温差には弱いようです。(ちなみに人は10度とされています)
シングルコートの犬や、小型犬、短毛種の犬は寒さ自体にも弱いようで要注意です。

温度差が7度前後の急激な温度変化は、血管の収縮や血圧に異常をきたす可能性があります。このような状態をヒートショックと言います。人間では温かい部屋から寒い部屋に入ると、脳梗塞や心筋梗塞になることがありますが、それは犬にも起こりうること。急激な温度変化で、脈拍が早くなったり、心臓に負担をかけることもあり、特に心臓疾患がある犬や老犬は注意が必要ですね。

また 呼吸器系にも異常がみられる事があり、咳や気管虚脱(気管がつぶれて呼吸困難になる病気)短頭種気道症候群(フレンチ・ブルドッグのような短頭種に見られる気道の障害)などの呼吸器疾患も悪化しやすくなります。

少しでも異常を感じられたら病院へ行った方がいいかもしれません。

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気温差から身を守るには

少しでも愛犬たちの負担をなくすためにはどうしたらいいのか・・・

ケージは窓から話したところに置くのが良いそうです。窓際は冷えやすいので1mほど離したところへ、ケージの中にはブランケット等を敷き保温効果を上げるように。

毛が抜けたら寒いかと思いがちですが、ブラッシングも大切です。ブラッシングにより抜け毛をしっかりと取り除くことにより毛がフワフワになり保温効果があがります。ブラッシングによって皮膚に刺激を与えることで新陳代謝アップします。

寒いですがお散歩も大切です。適度な運動により筋肉量を保つことができます。筋肉があると体温を上げることが出来ます。寒がりな子には服を着せてあげるのも良いでしょう。
お散歩から帰ってきたら暖かい蒸しタオルで肉球を暖めてあげる事も良いそうです。熱すぎると火傷になってしまうので、気を付けてください。
寒さが強いようでしたら室内で体を動かすのもいいかもしれません。

寒くなると水を飲む量が減ってきます。気づかないうちに脱水になってしまうこともあるので、フードをお湯などでふやかしたり、して水分を取るようにしましょう。
サスケはふやかしたフードが嫌いなので(ワガママめ) ヤギミルク や 犬用の牛乳を与えたりしています。

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まとめ

季節の変わり目は人も犬も体調を崩しやすくなっています。
今回ご紹介した体調の変化を見逃さず、少しでも何か変化があれば病院の先生に相談してみるのが良いかと思います。

また、対策は人とほぼ同じですね、暖かくして・保温、適度な運動をして、適度な水分を摂取する。

人も犬も体調に気を付けてこの冬を乗り越えて行きましょう!! 

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