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ペットと防災を考える【もしもの時飼い主としてどうするか】

元旦に 石川県 能登地方を震源とする 最大震度7 マグニチュード7.6の地震が発生しました。
気象庁によると 震度7を超える大きな地震は 2018年 に観測された「海道胆振東部地震」以来だといいます。
現時点では今回の地震の被害状況がまだ詳しく報道されていないのですが、皆さんの無事を切に願うばかりです。

今回のような自然災害が起きた際、ペットの防災をどうしなくてはいけないのか、「いざ」 という時、人もペットも安全に身の確保をしなければなりません。飼い主としては重く受け止めしっかりと考えて行かなければなりません。

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同行避難と同伴避難

ペットと一緒に避難する人

災害時において飼い主はペットと一緒に避難をする【同行避難どうこうひなん】が推奨されています。
【同行避難】とはペットと一緒に避難所へ行く事。
その理由については、飼い主とペットが別々になると、ペットがケガにより死亡してしまったり衰弱してしまう事が多く、後に保護するにも多大な労力と人手を要します。また、災害後に野生化してしまったペットが繁殖で増えてしまうことによる環境の悪化が問題視されているからです。
ペットの命と地域の環境を守るためにも、飼い主とペットが共に非難する【同行避難】が推奨されているのです。

毎日の散歩で家の周辺を防災の観点から見てみましょう。倒れてくるような危ない塀や建物は無いか、崩れてしまうような道や橋は無いか。
人は避難時に靴を履いて避難できます、小型犬等は抱っこやキャリーに入れて避難ができるでしょうが、大きなワンコはそうはいきません。素足のまま避難することになるでしょから、怪我につながるようなものが無いかも確認しなければなりません。ワンコと一緒に避難経路をお散歩してみるのもいいかもしれません。

残念ながら避難所に到着しても、ペットと一緒に避難所に入ることが困難な場合があります。
避難所には動物に対してアレルギーを持っている人もいますし、そもそも苦手だという人も少なくありません。トラブルを避けるためにペットと別々の場所で避難生活を送らなくてはいけなかったり、ペットと一緒に避難所ではないところで過ごす事を余儀なくされる場合もあります。
同伴避難どうはんひなん】も推奨されていますが、【同伴避難】とは飼い主がペットの飼養管理をすることで、必ずしも同室で一緒に過ごせるというわけではないのです。避難の際の避難場所のガイドラインを確認しておく必要もあります。自治体によってはペットと同室での避難生活が可能な場所を紹介してくれいるサイトもあります。何においても情報収集というのは大切です。

キャリーに入った犬
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ペットの為の備蓄

ペットの備蓄を揃える人

一般的に備蓄食料は3日分を用意しろと言われていますが、ペットの分は少し多めの7日分を用意する事が推奨されています。(少なくとも5日分は用意しましょう)
災害時、どうしても人が優先されてしまうためペットの分は後回しにされてしまいます、そのために多めに用意しておいた方がいいでしょう。最近では食物アレルギーを持つ子も多いので、その子に合う食事を備蓄するのも大切です。
また、常備薬も必要です。

食料の他にも

  • ペットシート
  • トイレ用品
  • 毛布
  • クレート
  • 食器
  • 首輪・リード

があると良いとされています。猫ちゃんの場合はこのほかに「洗濯ネット」があると良いとされています。落ち着くらしいです。

もしもに備えて

どんなに備えてもいざその時になると予期せぬ事に陥ってしまうこともあります。一緒に避難しようと思ってもパニックを起こして逃げてしまった。なんてこともあるかもしれません。そんなときの為に「マイクロチップ」を装着する事が推奨されています。
令和4年6月1日からペットショップやブリーダーから販売される子犬や子猫はマイクロチップの装着が義務化されていますが、それ以前の子や譲り受けた子は装着していない場合が多いです。

マイクロチップは直径2mm、長さ8~12mmの円筒型の電子標識器具です。チップにはそれぞれ世界で唯一の番号が記録されており、専用の読取器(マイクロチップリーダー)で読み取ることでその動物の個体識別ができます。
はぐれてしまっても マイクロチップのおかげで飼い主の元へ戻れる確率がグット上がります。首輪や迷子札ももちろん大切ですが、外れてします可能性もあります。

マイクロチップは動物病院で装着する事ができますので、まだ装着していない場合はかかりつけの病院で相談してみてはいかかでしょう。犬・猫だけでなく、鳥類・爬虫類・魚類等 ほとんどの生物に対応しています。

獣医と動物
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まとめ

地震大国 日本 いつ起こるかわからない「いざ」というときにペットの命を守れるのは飼い主だけです。人間と違い災害時に現状把握が難しいペットの為に日頃からの備えが大切になってきます。

備えは物だけではありません。避難所でストレスを少なく過ごせるように訓練や躾も大切です。また、同じペットを飼っている人達との繋がりも大切になっています。犬飼いさんには犬飼いさんの、猫飼いさんには猫飼いさんにしかわからない事があります。お互いの助け合いも大切になります。

「いざ」なんて時は無い方がいいのですが、備えあれば患いなしです。


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